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2017.02.21

宝石商リチャード氏の謎鑑定 辻村七子/集英社オレンジ文庫

宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)
辻村 七子
集英社 (2015-12-17)
売り上げランキング: 4,835

辻村七子による「宝石商シリーズ」の第一弾である。大学生の中田正義は、ある日、ひょんなことから、宝石商のリチャード・ラナシンハ・ドヴルピアンと出会う。超のつくほど美形のリチャードは、訪問販売のため日本を訪れていたのだが、質の悪い酔っぱらいに絡まれてしまう。そこに割って入ったのが、正義だったのだ。

本作は、専門家探偵と天然助手のバディものである。探偵の蘊蓄(この場合はもちろん宝石)に、人情味あふれる物語、と王道をいく。

リチャードが正義にロイヤルミルクティーの淹れ方を教える場面で、おっ、と思った。

コンロのつまみをガチガチ動かす手つきのおかげで、俺は初めてこの生きた宝石も人の子なんだと思えた。

宝石のような<人間やめたレベル>のイケメンの人間臭さを表現するにあたり、コンロのつまみを持ち出す作者の感性、侮りがたい。なるほど、コンロのガチガチに、イケメンも凡人もないのである。

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